ぶるじょわ

メニュー| パー8 | ウィス | ゥイスパー83 | 三桜 | ルス | ネオン | 女性 | カップル | 蹴り | 天使 | 依然 | ビル | 祝福の地 | 93 | 火炎94 | コート | キョウ | アスト97 | 陽光 | 幸一 | 100 | デビルウィスパ |

アスト97

アスト97

 先程炎があがったのは、このビルだったはず。アストと幸一はその階段を駆け上がる。

「……本当に……ここ、なのか?」

 ここまでずっと走りっ放しだったので、幸一の息はあがっている。

「間違いないわ。ただちょっと前に、ここで気配が消失したのが気になるけど」

 眼の前を塞ぐ鋼鉄の扉を槍で切り裂き、駆け出すと同時にアストは槍を構え、周囲に注意を払うが……

「幸一……これって?」

「……カタがついたんだろう」

 幸一もアストも、自分達の周りに監視者がいたことは知っている。おそらくは、自分達にこの存在の排除を依頼した異端種達が、とどめを刺したのだろう。

 片腕を切り落され、さらにはジンの力を一瞬とはいえ、全開で放出されたのだ。よくここまで逃げられたと誉めるべきだ。

 アストが風の力でこの敵の死体を完全に風化させると、

「これでとりあえずはオッケーね。じゃあ、帰り……ちょ、ちょっと、幸一?!」

 青い顔で、ドサリと、焦げ臭い屋上に幸一の体が倒れ込んだ。

[PR]タイ株看護師 求人